散布図のアレンジ(1) 特定の値を強調する

 

グラフの中で、特定の数値を示す方法を紹介します。

 例えば、以下のような場合。

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(1)オブジェクトを使う方法

一番シンプルなやり方。

線とテキストボックスをグラフ上に配置して示します。

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メリット

・直感的でわかりやすい

デメリット

・グラフのサイズを変えるとずれる

・値が変わったらその都度、位置を調整しなければならない

 

(2)グラフに組み込む方法(推奨)

メインのデータがある列①とは別に、補助線を定義する2列②を用意します。

下の例では、縦の補助線を通る2点の座標(1, 0), (1, 40)を②列に設定。

さらに1行空けて、横の補助線を通る2点の座標(0,Ymax), (3, Ymax)を設定しています。

 

ちなみに、縦の補助線と横の補助線の間に空白の1行を設けないと、(1, 40)と(0, Ymax)が直線で結ばれてしまうのでご注意ください。

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メリット

・(補助線の座標値を数式で求めておけば)データの変更に対応しやすい

・グラフの位置やサイズを変えてもずれない

デメリット

・最初の設定がやや面倒