散布図のアレンジ(3) 特定の範囲(線)を色付けする
過去には、散布図の特定範囲を、面的に着色する方法を紹介しました。
今回は、下図のようにグラフの折れ線の一部を着色する方法を紹介します。
グラフの線の色が途中で変わっていますが、散布図に直接そのような設定をする機能はありません。
そこで、メインデータを格納した系列の他に、強調部分のデータのみを格納した系列を追加し、2つのグラフを重ね合わせて表示しています。
強調部分のデータは、手動で抽出してもいいですが、この例(3≦x≦8)のように条件が明快ならば、IF関数を使うのがおすすめです。
下図のように、条件に当てはまる場合のみ、メインデータの値を参照し、条件に当てはまらない場合は「NA()」を表示させます。
グラフのデータ範囲の中で、「NA()」があると、そのデータは無視され、グラフに表示されないため、上のような表現が可能になります。